弊社は元々、歯科医業界や歯科医備品の業界とは無縁の、製造業(電子部品メーカーや精密部品メーカー)をお客様としたポリ袋のメーカーです。創業以来40年間、製造業向け製造業として続けてきました。
そんな弊社が何故、歯科業界向けの感染防止ポリ袋をご提供するに至ったのか。それは、ある時、弊社の売上データを確認していたところ、なぜか全国の歯医者さんがポリ袋を頻繁に注文して下さっていることがわかりました。
それまで、メインのお客様は製造業でしたから、非常に疑問でした。そこで、袋をお買い上げ頂いた歯科医院様にお伺いしてみたところ、「花田先生のセミナーで紹介されたから」ということを教えて頂きました。
いったいどのように紹介されているのだろうと興味を持ち、社長の田中が2010年に、花田先生のセミナーに出席しました。
セミナーでは、院内感染予防の大切さとその方法、ポリ袋の活用方法についてお話されていました。感染防止用にポリ袋が役立つなんて思ってもみなかった為、非常に驚きました。
そして、ネットを通じて弊社(豊ファインパック)にポリ袋を発注すると、希望通りのサイズの袋がカタログ価格の四分の一で購入できる、とご紹介頂けていたのです。つまり、「弊社がご提供する4倍の価格で皆様は袋を購入されている」ということを知りました。
「ウチの袋はそんな立派な目的で使われていたのか!」
「それを安くご提供できていたのか!」
と非常に嬉しく思いました。また、歯医者さんに感染防止用のポリ袋を供給することは、社会的意義のある仕事だ!と理解し、歯科医の皆様の便宜を図った供給体制を整えることを決意しました。
セミナーで弊社をご紹介して下さっていた、はなだ歯科クリニックの花田先生にご協力いただき、歯科医の現場で使いやすい仕様の袋を開発することとなりました。
実際にご使用頂いている花田先生と、上記内容を綿密に打ち合わせし、試作・使用テストを繰り返して誕生したのが「感染防止ポリ袋」の規格品です。
既製サイズということでラインナップを作り、そのサイズの袋を大量生産することによって製造コストを下げております。また、製造したポリ袋を小分けにしてケース包装しておくことで、歯科医の皆様が「1ケース単位という小ロットで発注できて、しかも低価格」で利用できる体制を整えました。